水俣市視察

2012-10-17

こんにちは。西郷宗範です。

現在、福山市視察にみけて新幹線移動中…

電波状態が悪く、ブログの更新に一苦労しています(笑)

 

ところで、昨日の水俣市視察では予想以上にいろいろ学ぶことができました。

人口2万7千人余りの都市ですが、不知火海を眼前に眺めるきれいなまち…

海も透き通ったブルーで、もう少し晴れていれば見事な眺望だったと思います。

企業城下町として一時は5万人を超える人口を抱えた時期もあったそうです。

しかし、水俣病による風評被害などの影響により、人口減少や集客があまり望めないという環境の中で、大変苦労しながら行政運営に携わっているようです。

そんな負の個性である水俣病の経験を踏まえ、1992年に環境モデル都市づくり宣言を行いました。

水、ごみ、食べ物に関することを柱として取り組みを進めていった結果、現在のような環境先進都市として素晴らしい評価を得ています。

ちなみに、水俣市はごみの分別が24種類と国内で一番多い分別…

確かに横須賀なども資源回収などの細品目まで見ればそれなりの分別種類になりますが、実はこの分別のすごいところは、ごみステーションにおいて市民の手によって分別されていくというところです。

中学生なども参加して行われるため、ごみステーションが世代を超えたコミュニケーションの場でもあり、環境学習の場ともなっています。

今回の視察目的のゼロ・ウェイストという言葉を聞くと、ごみをゼロにしようという考え方にも感じますが、全くそういう考えではないそうです。

ごみは必ず出てしまうもの…

だからそれをいかにゼロに近づけるか…

こうした考え方のようです。

例えば、ノーレジ袋運動では店によっては90%以上がマイバッグを持ってくるぐらいの普及率だそうです。

ちなみに、2008年に環境モデル都市として国に認定された際に(すでに独自にモデル都市宣言を行い活動してきていたので改めて国に認定されたときは妙に感じたそうです。)CO2の2020年までに50%の削減を宿題として出されたそうですが、わずか3年で40%以上の削減を行い、あと数年でクリアできてしまうほどの効果を上げているそうです。

今回、視察内容以外にも環境モデル都市宣言を通じて様々な項目について説明いただきました。

私としてももっと説明が聞きたかったと思うくらい、横須賀市として話題に上がるような問題点に対する取り組みが先行されています。

例えば、コミュニティバスや自転車まちづくりなど興味がある取り組みも多いです。

そのほかにも、環境ISOの自己宣言方式や環境マイスター制度など本市でも考えたいような取り組みも行われています。

今後もさらに研究してみたいと思います。

ちなみに、写真の品物は特産品とエコ製品

  

グラスは焼酎の瓶をカットして作られたグラスです。

袋は市の広報紙を使った紙袋です。

詳細については報告書でご紹介します。

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