釜石の奇跡の勉強会

2012-04-10

こんばんは。西郷宗範です。

きょうは議会有志の勉強会で「釜石の奇跡」の立役者、群馬大学の片田敏孝教授(災害社会工学)のインタビューを見ました。

釜石の軌跡は8年かけた防災教育の成果もあり、小中学生の生存率が99.8%だったという防災教育の重要性を説いた話です。

釜石市はたび重なる津波の被害からギネスブックにも載るほどの海底63メートル、水面上6メートルの防波堤があります。

その過信により、東日本大震災後でも避難を躊躇した人もいたそうです。

そんな中、子どもたちは学校にいた子も海岸線で遊んでいた子も一目散に高台に避難しました。

必死に大人たちを説得しながら…

片田教授は津波避難の3原則を強く訴えてきました。

「想定にとらわれるな」

「最善を尽くせ」

「率先避難者たれ」

最初はなかなか難しかったそうです。

特に三つ目の率先避難者たれというのは、自分だけ逃げるということを教えるのはかなり難しかったようです。

絆より信じるということの難しさがあったようです。

しかし、実際に東日本大震災が起き、子どもたちが実践し、多くの方が助かったことは言うまでもありません。

現在、横須賀市においてもこのインタビューを教育の場で取り入れているようです。

私たちが行うことは想定に捕らわれず最善を尽くすこと…

このことを心に刻みながら、今後の防災体制等特別委員会にも生かしていければなと思います。

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