市町村議員協議会視察研修会
昨日はかながわ自民党市町村議員協議会視察研修会で海上自衛隊厚木航空基地に視察に行ってきました。
同じ神奈川県内にある海上自衛隊ですが横須賀とは雰囲気が異なります。
横須賀の場合は艦船、厚木の場合は航空機…
基地自体も横須賀は自衛隊と米軍は湾をはさんで別の基地となっていますが、厚木基地は基地が共存しています。
自衛隊は滑走路を含む約51%を管理しており残り49%を米軍が管理しています。
防衛に関する講義を受けた会議室のある建物は空港の出発ロビーのようでした。
そういえば航空自衛隊をテーマにした「空飛ぶ自衛隊」でも他基地へ飛ぶときに出発手続きをするシーンがあったような…
さて、これまでも何度か自衛隊の視察研修などに参加し勉強してきましたが基地の特徴や管轄する舞台などにより新たな発見があるものです。
今回の視察では航空部隊の任務の重要性を学びました。
我が国の地理的特性は四面環海…
これは天然の防壁であると同時に海運の重要な航路でもあります。
資源の限られた我が国にとって海運は重要です。
実際、我が国の貿易の99.7%は海上輸送に頼っています。
いわば、海上交通路は我が国の生命線…
そのため、日夜、自衛隊による監視により守られているのです。
警戒監視は365日毎日休むことなく行われています。
また、即時対応は常時1時間以内で離陸できるよう整備を怠ることはありません。
これは日本近海だけの問題ではありません。
平成21年6月から行われているソマリア沖海賊対処活動…
スエズ運河から紅海を通り、アデン湾に至る海上輸送ルートは日本にとって重要な海運ルートです。
アデン湾は2万隻が通過しますが、その1割に当たる2千隻が日本にかかわっています。
そのため海賊対処は国益にとって重要な任務なわけです。
今回いろいろお話を伺う中でも、機械だけに頼るのではなく最終的な確認はやはり目ですという言葉をおっしゃっていました。
また、日本近海において潜水活動をされたとしても見逃すことなどありませんと強いお言葉も…
我々が安心して暮らせるのは、自衛隊のこうした任務によって成り立っていると改めて感じました。
今回は新型哨戒機P-1も間近で見させていただきました。
この哨戒機は国産として、技術の結集された機体…
これからの日本防衛の要になることでしょう。
ちなみにこの写真、尾翼の後ろに富士山が…
富士山とP-1哨戒機、日本の象徴のような写真に感じます。
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