非常通信訓練

2012-02-05

こんばんは。西郷宗範です。

今日は横須賀市アマチュア無線局非常通信連絡実行協議会の非常通信訓練の視察を行ないました。

横須賀市アマチュア無線局非常通信連絡協議会は、昭和45年に災害時の通信手段を多様に確保するため、当時の横須賀市長からの要請を受け(社)日本アマチュア無線連盟横須賀クラブが中心となって、協議会が設立されました。

それから40年に渡り、有事に備え、横須賀市と防災協定を結び、毎年訓練を行なっております。

その機動力の素晴らしさは、これまであまり取り上げられてきませんでしたが、今回、防災体制等整備特別委員会として、通信網などの状況を審議していくうちに、その実力の凄さに驚かされている所です。

市役所の屋上にもアンテナがあり、非常時に参集した協議会のメンバーが、市内各所にいる会員の方からの情報を元に、市内の被害状況などを迅速に把握することができます。

また、私たちのイメージですと、室内で大きな機会を前に、無線を行なっているというイメージがありましたが、現在では小型のハンディータイプも盛んで、山に行く方などは結構行なっている方も多いようです。

勿論、アマチュア無線は免許制ですので、無線技士の資格を持った方々ですので、おいそれと私たちが行うことができませんが…

そして、また驚かされるのは、無線を使ってパケット通信もできるということです。

市役所の上階にはそのシステムを置いており、緊急時に直ぐにできるような体制を整えています。

残念なのは、これだけ機動力のある部隊が、これまで重要視されてこず、倉庫の一部にシステムを置いているという点です。

確かに、有事の際ですので、頻繁にあっては困るのですが…

それでも、今回の震災の経験を考えると、災害対策本部に直結した形で行えるようにしたい所です。

会員も500名近いこともあり、市内の各町内に1名はいるような体制です。

今日は、電文訓練も行われ、電報に使われるような文章を読み上げ、これがクリアに聞こえるか、また、書きとれるかといったような訓練も行われました。

市内の一部は厳しいところもあるようですが、ほぼ全域をカバーできていたようです。

今回の状況は、今後の特別委員会でも報告されることでしょう。

それにしても、凄かったです。

私も一時期パーソナル無線を持っていた時期もあったのですが、やはりそれよりもアマチュア無線の方が数段上ですね。(当然か…)

なんとなく、昔を思い出し、挑戦してみたいなという気持ちにさえなりました。

今日は非常に勉強になった気がします。

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