視察終了
こんばんは。西郷宗範です。
生活環境常任委員会の3日間の視察行程を終え横須賀に帰ってまいりました。
3日目の本日は、熊本市における家庭ごみ有料化の視察でした。
先日も書きましたが、私はこの有料化という言葉が何ともしっくりこない思いでした。
これまでも税金で行っていたのだから、決して無料ではなかったはず…
今回熊本市で勉強してきたのは、有料化に伴う手数料収入が処理費用には当てられていないということでした。
単純に考えると、通常事業系の一般廃棄物などと同様に、処理費用を市民にも負担してもらおうという考え方だと思ったのですが、熊本市の場合、新たな財源として、新たなごみ減量、リサイクルのための施策に活用されているということでした。
例えば、プラスチック製容器包装の分別収集・リサイクルや資源物集団回収への助成の拡大やごみステーション管理等の支援といったものです。
特に目を引いたのが、再生資源集団回収の助成で、現在本市においても集団回収への助成は回収量に応じて行われていますが、熊本市では実施回数に対しても助成が行われるということでした。
ごみの処理は、集団回収もそうですが、ごみステーションの管理など自治会に依存する部分が非常に多い事業です。
そんな中、補助がより多く出るということは、自治会にとっても非常にありがたい話…
処理費用の負担だと、袋の購入代金も非常に高くなってしまいますが、新たな財源としての施策であれば、袋代も安くて済む。
市民としては受け入れやすいかもしれないです。
ただ、それが財源の厳しい横須賀市にとって果たして良いのかというのはありますが…
有料化については、慎重に検討していかないといけないとは思います。
基本的には、ごみ問題の解決というのは市民の協力なくしてはあり得ないのですから、より細分化された分別や今回のような有料化、色々検討していかないといません。
ちなみに、熊本市の場合、3歳未満の幼児のいる家庭や高齢者介護など、ごみの発生が多いことが想定される課程には支援措置(有料ごみ袋の支給)がありました。
私のライフワークでもあるごみ問題…もっといろいろな事例を研究していきたいと思います。
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