第9回三浦半島学童保育研究集会
こんばんは。西郷宗範です。
きょうは総合福祉会館で第9回三浦半島学童保育研究集会が行われました。
学童保育に関しては8月10日に「子ども・子育て関連3法」が可決成立したことを受け、今後、条例制定に動いていきます。
横須賀市における学童保育の現状についても、近隣他市に比べても遅れていると言わざるを得ません。
逗子市などは今年度から「逗子市放課後児童クラブ条例」が施行され、各学校区に各学童クラブが指定管理制度で運営されるようになったそうです。
必ずしもこれが正ということではないのですが、やはり積極的に取り組む姿勢は必要です。
現在、横須賀市には54か所の学童クラブがありますが、横須賀市学童保育連絡協議会に加盟しているのは半数以下の24か所…
それでも、学区内に学童クラブがないところもあるそうです。
先日聞いた話では、学童クラブの利用料も高いため、学童クラブを利用していない家庭では「ランドセル置場」の利用なども行っていますが、その数も少ないので場合によってはバスや電車を乗り継いでランドセル置き場まで通っている子どももいるようです。
こうした現状を踏まえると、親が安心して子どもを預けられ、そして安心して働ける環境を作ることが、子どもを育てやすい環境に繋がっていくのではないでしょうか。
人口減少を食い止めるには、学童保育の問題の解決も不可欠です。
今後重要な問題として研究していきたいところです。
その後、記念講演として日本体育大学体育学部准教授 野井真吾先生の講演を聴講しました。
テーマは「ちょっと気になる子どものからだと心」です。
子どもの自律神経機能や前頭葉機能について、色々な研究結果からお話を頂きました。
最近は、ゲームやテレビなど強い光にあたる機会が多い子どもたち…
そして、夜遅くまで学習塾などで遅くまで光にさらされています。
しかし、必要なのは日中の受光…
日中に日の光にあたることで、夜間のメラトニン分泌が活発化して、良い睡眠がとれるということでした。
実際、我々中高年の世代にも言えることですが、日の光にあたらないことで、生活リズムは崩れていきます。
講演の中でも紹介されていましたが、確かに昔から縁側で日にあたりながら将棋や囲碁を打つ、井戸端会議をするなど日にあたる光景がありましたが、そうした光景も特に都心では見なくなりました。
子どもたち同様、私たちも日に浴びるとい生活を少しはしないといけないかもしれません。
きょうの講演は非常に勉強になりました。
さて、明日からは決算委員会です。
なかなか日にあたる機会は得られないかもしれませんが、生活リズムを整え頑張ってまいります。
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