伝来の地の消防団音楽隊

2011-09-04

こんばんは。西郷宗範です。

今日は午後から第12回横須賀市消防団音楽隊定期演奏会へ行って参りました。

横須賀市消防団音楽隊は平成3年に結成され、今年で発足20周年になります。

音楽隊は消防団のPRや、火災予防の充実に努めることを目的としています。

年々、多くの方が聞きに来ており、今年は立ち見も出るほどの盛況ぶりでした。

特に、第2部で行われたDrill Stage(マーチングのほうがなじみ深いかな)は見事なものでした。

元々、横須賀はこのマーチングがもたらされた初めての地と言われています。

ペリーが久里浜に上陸した際、軍楽隊の演奏に合わせて整然と行進してきたそうです。

これが、日本でのマーチングのルーツと言われています。

その後、軍楽隊の必要性を感じた幕府は、安政三年(1856年)に鼓笛隊を編成したそうです。

その後、時代は明治に移り、明治政府は薩摩を中心とした軍楽隊(吹奏楽隊)を編成し、明治九年(1876年)には海軍軍楽隊を創設したそうです。

この初代隊長は、元薩摩藩軍楽練習生で、横須賀市ゆかりの中村祐庸ということです。

日本のマーチング伝承の地の音楽隊ですから、今後も頑張ってほしいですね。

終了後は、隊員全員で観客を見送ってくれました。

いい演奏をありがとうございました。

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